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paradigmaのブログ

極私的雑記帳または思考の中間貯蔵施設

Big Bang

発せられない問いには、理由がある。改めて聞くのも野暮なくらい答えの分かりきった、当たり前の質問である場合。あるいは、それだけは絶対に聞いてはいけない、禁断の質問である場合だ。

僕にも発せられない問いがある。君と僕との関係って一体なんなのだ、っていうことだ。

君が僕の腕の中でささやいてくれた「大好き」という言葉。今から2ヶ月と10日ほど前の事だった。嬉しかった。天にも昇るくらいに。

と同時に、耳を疑っている自分がいた。えっ⁉︎でもこの子は駆け引きなどするような子じゃない。ならば、この子にとっての瞬間の真実がこの言葉を引き出したのか。

最初、それは質量を持たない点だったのかもしれない。でも確かにそこに重みが生まれたのだ。ならばこれを線に繋げよう。刹那に時間の中の位置を与えていこう。宇宙の始まりだって、こんなものだったはずだ。

そして、いやそのためにこそ、僕もその禁断の言葉を口にする勇気を持とう。決してそれは嘘ではない、前々から気づいていながら、ただ形にすることを躊躇っていただけのものなのだから。

こうして僕(ら)は川を渡った。

質量を持った一点は重力を獲得した。引き合う力が、空間が、そこに生成された。

生まれたての宇宙では、時間さえもまだ柔らかい。一緒にいれば3時間が、半日が、光のようにあっという間に過ぎてしまう。

粒子のように小さな僕らは出会うべくして衝突した。宇宙の誕生という奇跡に立ち会えたことに必然を感じたい。


で、一体君と僕との関係ってなんなのだ?
僕は、いま世の中に現存する言葉では言い表せないくらい素敵で、特別で、非常識で、儚くも奇跡的な関係なのだと思っている。いまある陳腐な言葉で枠を与えてしまうことが憚られるくらい、大事にしなければならないものなのだと考えている。