paradigmaのブログ

極私的雑記帳または思考の中間貯蔵施設

Acceptance/surrender

今日もまたこの瞬間がやってきた。9時59分59秒。10時になった瞬間、送信ボタンを慎重に押す。受付確認メールが届いたのをチェックし、送信時刻に目をやる。10:00:01。たぶん、大丈夫だ。

時間とカネと精神と肉体。このすべてをジューサーにかけるが如くひとつの壺に入れて撹拌し、混ざり合ったものを渾身の力で絞り上げる。エキストラバージン・オリーブオイルのように滑らかで純度の高い上澄みを、君に送り届ける。搾りかすになった僕は、でも、その君のおかげで再生を果たすことができる。そして、また同じ、この一連の動作を繰り返していく。

いつまで続けるんだろう。どこへつながっているんだろう。たまに僕は不安になる。でもその安寧を欠いた状態を打ち消せるのは、これを繰り返すことだけなのだ。僕がもしこれを怠ってしまったら、それこそ僕はその日一日、魂を抜かれた存在として、オロオロしながら上の空で過ごすことになるだろう。

すると奴は言う。もっと苦しいのは、お前が支えたいと思っているあの人の方だ。それがわかっているのに自分の苦しみを先に立てるのは理屈が違うだろう。

いま、何ができるのか?いま、お前は何を受け取っているのか?無条件に全てを受け入れろ。淡々と、冷静に。それができないのならカッコつけることなんかやめちまえ。

 


君についていくのに精一杯なんだよ