paradigmaのブログ

極私的雑記帳または思考の中間貯蔵施設

Escape

トンネルの中にいた君に、別のトンネルの中にいた僕が声をかけた。もう大丈夫。一緒にここを抜け出して前に歩いていこう。

まだ辺りは暗いかもしれない。けれど手を繋いでいればもう迷うことはない。出口の明かりだってもう見えてきてるんだ。でもそれはまだ微か過ぎて、意識して見ようとしないと見えてこない光かもしれない。

大事なのは方角を間違えないこと。決して道を後戻りしてはいけない。いま大切にしなければいけないことは何なのか見極めることが重要だ。

君を搾取し利用した呪縛を振り切らなければならない。僕も僕をいわれのない奴隷にした呪縛に立ち向かっている。

僕を信じて、僕の手を離さないでいて欲しい。